技術コラム 第6回/ぎらつき編③ディスプレイの「ぎらつき」をどう測るか― 標準化されたSparkle評価とSMS-1000 ―

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技術コラム 第6回/ぎらつき編③ディスプレイの「ぎらつき」をどう測るか― 標準化されたSparkle評価とSMS-1000 ―

平素より大変お世話になっております。アフロディ株式会社です。ディスプレイの表面にアンチグレア(AG)処理を施すと、外光の映り込みを低減できる一方で、表示面に細かな「キラキラ」「ザラザラ」とした見え方が生じることがあります。これが一般にSparkle(ぎらつき)と呼ばれる現象です。前回までのコラムでは、ぎらつきがAG表面の微細構造とディスプレイの画素構造との相互作用によって発生することをご紹介しました。では、この人が感じる「ぎらつき」を、どのように客観的な数値として評価するのでしょうか。実は現在、ぎらつきの測定・評価方法は、単なる装置メーカー独自の方法ではなく、JISおよびIECの規格において標準化された評価手法が定められています。今回は、この標準化されたSparkle評価の考え方と、アフロディが取り扱うSMS-1000による評価についてご紹介します。■ そもそも「ぎらつき」は何を測っているのかSparkleは、AG表面の微細構造によってディスプレイから出射する光が局所的に変化し、画面上に細かな明暗のばらつきとして現れる現象です。人の目には、キラキラして見えるザラザラして見える粒状感がある均一な画面なのに細かな明暗差を感じるといった見え方として認識されます。ここで重要なのは、Sparkleは単純なAG表面の「粗さ」を測定しているわけではないということです。AG表面と、その下にあるディスプレイの画素構造との光学的な相互作用によって発生する表示上の輝度変動を評価します。したがって、表面粗さやヘイズだけを測定しても、実際に人がディスプレイを見た際に感じるSparkleを十分に説明できない場合があります。■ ぎらつき評価はすでに標準化されているSparkleは以前、目視による官能評価や各社独自の測定方法によって比較されるケースも多くありました。しかし現在では、ディスプレイ表面におけるぎらつきを客観的に比較するため、JISおよびIECにおいて測定・評価方法が標準化されています。標準化された評価では、一定の測定条件のもとでディスプレイ表示面を撮像し、画像中に発生する局所的な輝度変動を解析します。つまり、「人がぎらついて見える」という感覚的な現象を、画像計測による客観的な数値へ変換することが、Sparkle測定の基本的な考え方です。規格に基づく共通の評価方法を用いることで、異なるAG材料やディスプレイについても、一定の基準で比較することが可能になります。これは、ディスプレイメーカー、AGフィルムメーカー、カバーガラスメーカーなどが評価結果を共有するうえでも非常に重要です。■ Sparkle測定では局所的な輝度変動を評価する実際の測定では、ディスプレイに均一な画像を表示させ、その表示面をカメラで撮像します。均一な画像を表示しているにもかかわらず、AG表面と画素構造との相互作用によって、撮像画像には細かな明暗の変動が現れます。この画像を解析して、平均的な表示輝度に対して、どの程度局所的な輝度変動が発生しているかを定量化します。基本的には、Sparkle値が大きいほど、ぎらつきが強いと評価します。目視では、「サンプルAよりもサンプルBの方が少しザラザラして見える」という主観的な評価になりますが、測定することで、その違いを客観的な数値として比較できるようになります。■ なぜ「標準化された測定条件」が重要なのかSparkle値は、AG材料だけによって決まるわけではありません。例えば、ディスプレイの画素密度画素サイズ表示色表示輝度AG表面構造カメラ・光学系測定距離フォーカス条件などによっても測定結果は変化します。そのため、測定条件が異なる状態で得られた数値を単純に比較することは適切ではありません。ここに、JISやIECなどで測定方法や条件を標準化する大きな意味があります。共通の考え方、共通の測定条件に基づいて評価することで、材料間、製品間、さらには企業間でも比較可能なデータへ近づけることができます。■ SMS-1000は標準化されたSparkle評価手法に準拠アフロディが取り扱うSMS-1000は、このJISおよびIECで定められたSparkle評価手法に準拠した測定が可能なシステムです。したがってSMS-1000の特徴は、単に「ぎらつきを測れる装置」ではなく、標準化された考え方に基づいてSparkleを定量評価できることにあります。これは、開発段階でのAG材料比較だけでなく、材料メーカーとディスプレイメーカー間での評価新旧AG材料の比較製品仕様変更前後の比較品質管理客観的な評価データとしての活用などにおいて大きな意味を持ちます。■ AG評価はSparkleだけでは十分ではないただし、もう一つ重要なポイントがあります。それは、「Sparkle値が小さい=良いAG」ではないということです。AGの本来の目的は、外光の映り込みを低減し、さまざまな環境でディスプレイを見やすくすることです。そのため実際のAG評価では、Sparkleだけではなく、Sparkle(ぎらつき)DOI(MTF評価)反射特性拡散・散乱特性ヘイズ表示コントラストなどを組み合わせて評価することが重要です。例えば、外光の映り込みを抑えるために表面の拡散性を強くすると、反射像は目立ちにくくなる一方で、表示の鮮明感が低下したり、Sparkleが増加したりする可能性があります。つまりAGには、「映り込みを抑える性能」と「ディスプレイ本来の表示品質を維持する性能」との間にトレードオフが存在します。■ SMS-1000による「複眼的なAG評価」SMS-1000では、Sparkleだけを見るのではなく、Sparkle、MTF、AG特性、反射、拡散・散乱などディスプレイ表面品質に関連する複数の特性を測定することができます。例えば、2種類のAG材料を比較した場合、「Sparkleは改善したが、像鮮明度(MTF)が低下した」「映り込みは低減したが、表示の見え方が変化した」といった、単一の評価値だけでは分からない違いを確認することができます。このように、一つの数値だけで判断せず、複数の光学特性からAGを評価する“複眼評価”が、実際のディスプレイ開発では非常に重要だとアフロディは考えています。■ 「見た目」を標準化された数値へディスプレイ開発の現場では、「なんとなくザラついて見える」「この材料の方が映像がきれいに見える」「映り込みは減ったが、少し表示がぼやけた」といった感覚的な表現が数多くあります。こうした人の「見え方」を、標準化された測定方法によって客観的な数値へ置き換えていくこと。そしてSparkleだけではなく、MTF、反射、拡散など複数の測定結果と組み合わせて原因を考えていくこと。これがAG・AR材料やディスプレイ表面品質を評価するうえで重要になっています。アフロディではSMS-1000を使用した測定サービスにも対応しています。「AG材料を比較したい」「目視で感じている違いを数値化したい」「自社サンプルのSparkleを一度測ってみたい」といった場合には、装置導入前でも実サンプルによる評価が可能です。 ■ ディスプレイ測定サービスのご案内https://marketing.aphrodi.jp/a/1H19213C/113■ 次回から新シリーズが始まります9月からは、ディスプレイ評価の現場でよく聞かれる「目視では違うのに、なぜ測定値は同じなのか?」「測定器を替えると、なぜ数値が変わるのか?」「高解像度なのに、なぜぼやけて見えるのか?」といった、お客様の“困りごと”を起点にした全12回の新シリーズをお届けします。MTF、ぎらつき、色域、ムラ、視野角など、実際のディスプレイ評価で起こりやすい疑問を一つずつ取り上げ、測定の考え方と解決のヒントをご紹介していきます。ぜひ次回もご覧ください。■ お問い合わせはこちらhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H19213F6/113アフロディ株式会社では、ディスプレイ評価に関する豊富な経験と測定ノウハウを活かし、お客様の開発・品質評価業務をサポートしております。ディスプレイぎらつき/映り込み評価をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

【技術コラム 第4回/ぎらつき編①】高精細ディプレイなのに、なぜ画面がざらついて見えるのか?

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【技術コラム 第4回/ぎらつき編①】高精細ディプレイなのに、なぜ画面がざらついて見えるのか?

平素より大変お世話になっております。アフロディ株式会社です。ディスプレイは4K・8K、高精細化が進んでも、画面が必ずしも滑らかで高品位に見えるとは限りません。白/単色やグレーなどの均一画面で、細かな粒が浮いて見える画面表面がざらついて見える高精細なのに透明感がない表示が落ち着かないと感じる場合、その原因はぎらつき(Sparkle)かもしれません。 ぎらつき(Sparkle)とはぎらつきとは、ディスプレイの画素構造と、アンチグレア処理などの表面微細構造との光干渉作用によって、画素近傍にランダムな輝度差が生じ、粒状の明暗として視認される現象です。入力映像そのものに粒状やノイズが含まれているのではありません。 なぜ高精細化で問題になるのか高精細化すると、画素ピッチサイズが小さくなることで、表面微細構造との光干渉の影響が大きくなるため、ぎらつきが強調されます。そのため、従来のパネルでは問題がなかったAGフィルムやカバー材でも、高精細パネルとの組み合わせでは、ぎらつきが目立つ場合があります。ただし、画素密度(ppi)が高いほど必ずぎらつきが増えるという単純な関係ではありません。実際の見え方は、主に次の組み合わせによって決まります。画素密度、画素サイズ、画素配列LCD・OLED,μ-LEDなどの表示構造AG表面の凹凸や散乱特性表面部材と画素との距離や貼り合わせ部材観察距離、角度、表示輝度高精細パネルへ変更した場合、従来の表面部材がそのまま最適とは限らない点に注意が必要です。 ムラや画像ノイズとの違い画像ノイズは、基本的に表示内容とともに変化します。一方、ぎらつきは表示画像を変えても、画面表面に細かな粒が残っているように見える場合があります。また、ムラが比較的大きな領域の明暗不均一として見えるのに対し、ぎらつきは画素近傍の微細でランダムな輝度変動として認識されます。ぎらつきは、反射、ムラ、画像ノイズとは異なる表示品質現象です。部材単体ではなく、組み合わせて評価するパネル単体、AGフィルム単体がそれぞれ規格内でも、組み合わせた完成状態ではぎらつきが発生することがあります。したがって、評価では部材単体の特性だけでなく、実際にユーザーが見る状態で、ディスプレイと表面部材を組み合わせて確認することが重要です。また、ぎらつきを把握することは、パネル本来の高精細性能を活かしながら、防眩性、透明感、鮮鋭度のバランスを最適化する第一歩となります。 編集後記・ご案内次回予告【技術コラム 第5回/ぎらつき編②】映り込みを減らすと、なぜ画面がざらつくことがあるのか?次回は、AG処理における防眩性・ぎらつき・鮮鋭度のトレードオフについて解説します。次回シリーズも、ぜひご覧ください。■ ディスプレイ測定サービスのご案内https://marketing.aphrodi.jp/a/1H14792C/111■ お問い合わせはこちらhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H14792F6/111アフロディ株式会社では、ディスプレイ評価に関する豊富な経験と測定ノウハウを活かし、お客様の開発・品質評価業務をサポートしております。ディスプレイぎらつき評価をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください

MTF技術コラム 第3回(最終回)HUD(ヘッドアップディスプレイ)・空中像は、“見える”だけで十分でしょうか?

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MTF技術コラム 第3回(最終回)HUD(ヘッドアップディスプレイ)・空中像は、“見える”だけで十分でしょうか?

平素より大変お世話になっております。アフロディ株式会社です。 HUD(ヘッドアップディスプレイ)や空中像、プロジェクターでは、映像が表示できること自体に注目が集まりがちです。しかし、実際の製品では、 文字が瞬時に読めるかアイコンの輪郭が明確か画面中央と周辺で見え方が違わないか焦点位置が変わっても鮮明か空中に浮いた像を情報として認識できるかという点が重要になります。 単に「像が見える」だけでは、実用的な表示とは言えません。光学系を通ると、鮮明さは変化するHUDやプロジェクター、空中像では、表示された像が複数の光学部材を通ります。 例えばHUDでは、 表示パネル↓投影レンズ↓コンバイナまたはウィンドシールド↓虚像↓運転者の目 という経路を通ります。 見た目だけでは、この差を正確に判断することは簡単ではありません。 この途中で、焦点ずれ、レンズ収差、拡散、位置ずれなどが起こると、文字やアイコンがにじんで見えます。プロジェクターでは、中心部は鮮明でも、画面周辺では解像感が低下することがあります。空中像でも、像は浮いて見えているものの、細かな文字や輪郭が読み取りにくい場合があります。 重要なのは「実効解像度」このような表示では、パネル自体の解像度だけを見ても十分ではありません。重要なのは、光学系を通った最終的な像が、どれだけ細部まで再現できているかです。MTFを測定することで、MTFとは、文字や細線、輪郭の鮮明さを数値で評価する指標です。 HUDの虚像の鮮明さ中心部と周辺部の差焦点位置による変化プロジェクターのフォーカス状態空中像の輪郭・文字の再現性光学系変更前後の改善効果を定量的に比較できます。 MTF-33Sは、実効解像度評価のプラットフォームへ  MTF-33Sとはhttps://marketing.aphrodi.jp/storage/MTF-33S_202509Ver.pdfIEC国際標準化制定済み:IEC 62977-3-6  Spatial resolution  MTF-33Sは、一般的な直視ディスプレイだけでなく、用途に応じた治具や測定構成を組み合わせることで、プロジェクター、HUD、空中像などへの展開が可能です。MTF-33Sが評価するのは、単なる画素数ではありません。最終的にユーザーが見る像が、どれだけ鮮明で、読み取りやすいかを数値化します。 「見える」から「読める」へ。「高解像度」から「実際に鮮明」へ。 これが、これからのディスプレイ評価で重要になると考えています。                            【MTF技術コラム 第1回】はこちらをご覧ください。【MTF技術コラム 第2回】はこちらをご覧ください。 編集後記・ご案内アフロディでは、直視ディスプレイのほか、プロジェクター、HUD、空中像などを対象としたMTF評価についてもご相談を承っています。今回で「MTF技術コラム」は最終回となります。 月は、新たに**「ぎらつき・防眩性」をテーマとした技術コラムシリーズ**をお届けします。反射を抑えた画面でも、なぜ見にくく感じることがあるのか。また、ディスプレイ表面のぎらつきや防眩性を、どのように評価すればよいのかを、3分程度で分かりやすくご紹介する予定です。 次回シリーズも、ぜひご覧ください。 ■ ディスプレイ測定サービスのご案内https://aphrodi.jp/ ■ お問い合わせはこちらhttps://aphrodi.jp/contact/ アフロディ株式会社では、ディスプレイ評価に関する豊富な経験と測定ノウハウを活かし、お客様の開発・品質評価業務をサポートしております。ディスプレイMTF評価をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

MTF技術コラム 第2回 フィルムを貼ると、なぜ画面が”眠く”見えるのか

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MTF技術コラム 第2回 フィルムを貼ると、なぜ画面が”眠く”見えるのか

ディスプレイには、さまざまな光学フィルムやカバー部材が使われています。例えば、AGフィルムARフィルム保護フィルム加飾フィルムカバーガラス接着層などです。これらは、反射低減、傷防止、デザイン性の向上など、重要な役割を持っています。しかし、その一方で、「フィルムを貼った後、文字が少しぼやけた」「反射は減ったが、画面が眠く見える」ということがあります。反射低減と鮮明さには、トレードオフがあるAGフィルムは、外光の映り込みや反射を抑えるために、光を拡散させます。その結果、反射は見えにくくなりますが、表示された文字や細線まで拡散し、輪郭が甘くなる場合があります。あるディスプレイは文字の輪郭がはっきり見える。一方で、別のディスプレイは、少しにじんだり、細い線が見えにくかったりします。反射は減ったが、鮮明さも低下したというトレードオフが起こる可能性があります。見た目だけでは、この差を正確に判断することは簡単ではありません。「少しぼやけた」を数値にするフィルム評価では、単に反射率やヘイズを測るだけでなく、表示された像の細部がどれだけ保たれているかを見ることが重要です。MTFとは(第1回MTF技術コラム)、MTFは「Modulation Transfer Function」の略で、日本語では「変調伝達関数」と呼ばれます。少し難しい言葉ですが、文字や細線、輪郭の鮮明さを数値で評価する指標です。MTFが高いほど、文字や輪郭、細線がくっきり見えやすくなります。フィルム貼付前後のMTF変化フィルムA・B・Cの比較縦方向と横方向の差高周波領域での鮮明さ低下接着条件やロットによる差を数値で比較できます。例えば、「フィルムAは反射低減性能が高いが、鮮明さの低下が大きい」「フィルムBは反射を抑えながら、MTF低下が少ない」といった判断が可能になります。MTF-33Sとはhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H11632H7/108IEC国際標準化制定済み:IEC 62977-3-6  Spatial resolution MTF-33Sは、ディスプレイに表示した線パターンを測定し、フィルムやカバー部材を通した後に、どれだけ細部コントラストが残っているかを評価します。反射、ぎらつき、外観評価に加え、MTFによる鮮明さ評価を組み合わせることで、より総合的な部材評価ができます。                             【MTF技術コラム 第1回】はこちらをご覧ください。次回は、HUD、プロジェクター、空中像など、光学系を通した表示で重要になる「実効解像度」についてご紹介します。 編集後記・ご案内アフロディでは、MTF-33Sによるディスプレイの実効解像度測定を承っています。同一スペックの製品比較や、画質改善前後の確認にも活用できます。■ ディスプレイ測定サービスのご案内https://marketing.aphrodi.jp/a/1H11632C/108■ お問い合わせはこちらhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H11632F6/108アフロディ株式会社では、ディスプレイ評価に関する豊富な経験と測定ノウハウを活かし、お客様の開発・品質評価業務をサポートしております。ディスプレイMTF評価をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

第1回【MTF技術コラム第1回】4Kなのに、なぜ“くっきり”見えないのか?

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第1回【MTF技術コラム第1回】4Kなのに、なぜ“くっきり”見えないのか?

平素より大変お世話になっております。アフロディ株式会社です。「4Kディスプレイだから、映像や文字は鮮明に見えるはず」一般的には、このように考えられています。しかし実際には、同じ4Kディスプレイでも、見え方には違いがあります。あるディスプレイは文字の輪郭がはっきり見える。一方で、別のディスプレイは、少しにじんだり、細い線が見えにくかったりします。この違いは、画素数だけでは説明できません。画素数と、実際の鮮明さは同じではない4Kや8K、ppiといった数値は、ディスプレイが設計上どれだけ細かく表示できるかを示しています。これを「名目解像度」と呼びます。一方、ユーザーの目に届いた時に、文字や細線、輪郭がどれだけ保たれているかを「実効解像度」と考えることができます。実際の鮮明さには、次のような要素が影響します。パネルやサブピクセル構造表面処理AG・ARフィルムカバーガラスや接着層画像処理光学系やフォーカスつまり、画素数が高くても、その途中で細部情報が失われれば、画面は「眠く」見えてしまいます。MTFは、実際の鮮明さを見る指標MTFは、細かい線や模様のコントラストが、表示後にどれだけ残っているかを見る指標です。MTFは「Modulation Transfer Function」の略で、日本語では「変調伝達関数」と呼ばれます。少し難しい言葉ですが、簡単に言えば、ディスプレイに表示した細かい線や模様のコントラストが、実際の表示後にどれだけ保たれているかを見る指標です。MTFが高いほど、文字や輪郭、細線がくっきり見えやすくなります。MTFが高いディスプレイは、小さな文字が読みやすい細い線が見える輪郭がにじみにくいUIや映像がシャープに見えるという特徴があります。反対にMTFが低いと、4Kであっても「4Kらしく見えない」ということが起こります。 MTF-33Sとはhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H10439H7/107                                                                                                    MTF-33Sは、画素数では分からない「実際の鮮明さ」をMTFとして数値化する測定システムです。同じ解像度仕様のディスプレイを比較した時に、「どちらが、実際に細部まで再現できているか」を定量的に確認できます。次回は、AGフィルムやカバーガラスを貼ることで、なぜ画面の鮮明さが低下することがあるのかをご紹介します。編集後記・ご案内アフロディでは、MTF-33Sによるディスプレイの実効解像度測定を承っています。同一スペックの製品比較や、画質改善前後の確認にも活用できます。■ ディスプレイ測定サービスのご案内https://marketing.aphrodi.jp/a/1H10439C/107■ お問い合わせはこちらhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H10439F6/107アフロディ株式会社では、ディスプレイ評価に関する豊富な経験と測定ノウハウを活かし、お客様の開発・品質評価業務をサポートしております。ディスプレイMTF評価をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

【測定サービスメニュー追加】車載ディスプレイ業界で広く採用されるTechnoTeam社 LMK6による色むら・黒むら・OLED焼き付き評価

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【測定サービスメニュー追加】車載ディスプレイ業界で広く採用されるTechnoTeam社 LMK6による色むら・黒むら・OLED焼き付き評価

このたび弊社では、ドイツTechnoTeam社製「LMK6」を活用した色むら・黒むら焼き付き評価サービスを新たに開始いたしましたのでご案内申し上げます。アフロディ株式会社は、TechnoTeam社日本代理店であるフィジックステクノロジー株式会社様との協業のもと、ディスプレイ評価分野における測定サービスおよび技術サポートの強化を進めております。 LMK6は、ディスプレイ面内の輝度・色度分布を高精細に評価できるイメージング測定システムです。 ・約3,000万画素による高解像度評価・輝度・色度分布の高精度測定・微細な色むら・黒むらの可視化・定量評価・面均一性評価の効率化に対応しており、従来の点測定では把握しにくい表示品質の課題を客観的なデータとして評価することが可能です。 特に車載ディスプレイ分野では、LMKシリーズは国内外の自動車メーカーおよびTier1サプライヤーにおいて黒むら評価の事実上の標準ツールとして採用されており、開発・品質評価工程で広く活用されています。主な評価対象・車載ディスプレイの色むら・黒むら評価 ・OLEDディスプレイの輝度ムラ・焼き付き、表示品質評価 ・MicroLEDなど次世代ディスプレイの面均一性評価 ・AR/VRの表示品質評価 ・開発・量産工程における品質確認・比較評価 測定設備の導入が難しい場合には、弊社の測定サービスをご利用いただけます。また、・LMKシリーズの機能・仕様に関するご相談 ・評価手法や測定条件の検討 ・デモ・測定評価のご相談 ・装置導入、アフターサービス(校正)に関するご相談 につきましても、弊社へお気軽にお問い合わせください。■ LMK6 色むら・黒むら評価の詳細はこちらhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H04855H4/105■ ディスプレイ測定サービスのご案内https://marketing.aphrodi.jp/a/1H04855C/105■ お問い合わせはこちらhttps://marketing.aphrodi.jp/a/1H04855F6/105アフロディ株式会社では、ディスプレイ評価に関する豊富な経験と測定ノウハウを活かし、お客様の開発・品質評価業務をサポートしております。色むら・黒むら・面均一性評価をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

【新機能追加】最新ディスプレイの色再現性能を高度に解析する「GR-55 Pro」「GR-300」

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【新機能追加】最新ディスプレイの色再現性能を高度に解析する「GR-55 Pro」「GR-300」

このたび弊社では、ガマットリングスを活用したディスプレイ色域解析システム「GR-55」をさらに進化させた 「GR-55 Pro」「GR-300」の販売とレンタル及び測定サービスを開始いたしました。近年、OLED、QD-OLED、MicroLEDをはじめとする次世代ディスプレイの普及により、高色域・高輝度化が急速に進んでいます。その一方で、従来の"x,y色度図"評価だけでは把握できない、①色再現性能の違い②色差管理③実際の見え方の違いを定量的に評価したいというニーズが高まっています。GRシリーズは、"x,y色度図"や"CIELAB色空間"、更に"ガマットリングス"を活用し、ディスプレイの色再現性能を可視化・定量評価する解析システムです。今回のバージョンアップでは、超低輝度領域の解析対応CGATSファイルの入出力対応u'v'色空間でのJNCD値による色差解析など、お客様からのご要望を反映した機能を追加いたしました。■ GR-55 Proの主な改善点✔ 測定限界以下の黒レベルでも測定継続が可能✔ 測定限界以下のデータを補正し、ガマットリングス解析への影響確認が可能✔ CGATSファイルの入力・出力に対応している為、ディスプレイだけでなく、物体色データとの比較・解析にも対応■ GR-300の主な新機能前後など2つの色空間について、u'v'色度図でJNCD値による色差表示できるため、下記のような応用が可能です。✔ 加飾フィルム貼付前後の色差解析✔ 外光有無による色変化評価✔ 車載ディスプレイ向け色差管理✔ 欧州・中国OEMの色差要求への対応支援■ このような用途に・OLED / QD-OLED / MicroLED開発・車載ディスプレイ評価・プロジェクター/スクリーン評価・HUD評価・加飾フィルム評価・色域設計および最適化・品質保証、品質管理・色差管理・光学材料評価■ 測定サービスも承っております「まずは評価結果を確認したい」「導入前に有効性を確認したい」というお客様向けに、GRシリーズを活用した測定サービスも実施しております。ディスプレイ、加飾フィルム、各種光学材料などの評価にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。■ 新製品紹介動画・資料 約8分【GR-55 Pro/GR-300紹介動画】 資料ダウンロード (どなたでもダウンロード可)https://marketing.aphrodi.jp/a/1H03101H3/104 ■ (2025年10月16日開催)技術セミナー動画・資料 約30分【GRシリーズ技術セミナー動画】セミナー資料ダウンロード (どなたでもダウンロード可)https://marketing.aphrodi.jp/a/1H03101F3/104■ お問い合わせご興味ございましたら、・Web打ち合わせ・製品デモ・測定サービスを承っております。お気軽にお問い合わせください。お問い合わせ    info@aphrodi.jp

ディスプレイ視野角測定システム「DMS-201」紹介動画を公開しました

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ディスプレイ視野角測定システム「DMS-201」紹介動画を公開しました

ディスプレイ視野角測定システム「DMS-201」の紹介動画をYouTubeにて公開いたしました。 本動画では、DMS-201の特長である高精度な視野角特性評価や、LCD・OLEDなど各種ディスプレイに対応した測定機能についてご紹介しております。視野角による輝度・色度変化の評価を効率的に行いたいお客様に最適なソリューションです。 ぜひ下記よりご覧ください。https://youtu.be/oF8dXMWcpyw?si=WRH3PthhzZHLNzfG また、デモ測定やサンプル評価、測定サービスにも対応しております。導入検討や評価に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【Webセミナーアーカイブ】【虚像測定の旅:空中ディスプレイ・HUD測定の新標準】“見る”と“測る”を同時に実現するPrometheus Viewfinderとは?―元Admesy Japan中丸氏が徹底解説―

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【Webセミナーアーカイブ】【虚像測定の旅:空中ディスプレイ・HUD測定の新標準】“見る”と“測る”を同時に実現するPrometheus Viewfinderとは?―元Admesy Japan中丸氏が徹底解説―

VR/VR、車載HUD、空中ディスプレイなど次世代表示技術において課題となる「虚像」「高輝度」「高速フリッカー」。本動画では、元Admesy Japanの中丸氏がPrometheus Viewfinderの特長を詳しく解説します。内蔵カメラによる可視化、電子制御オートフォーカス、高精度分光測定、高速フリッカー解析を一体化。“見る”と“測る”を同時に実現する新しい分光放射計の実力をご紹介します。

空中像ディスプレイやマイクロLED、AR/VRなど最新ディスプレイ評価に最適 ― Admesy ViewFinder

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空中像ディスプレイやマイクロLED、AR/VRなど最新ディスプレイ評価に最適 ― Admesy ViewFinder

Admesy ViewFinderは、空中像ディスプレイやマイクロLED、AR/VRなど最新ディスプレイの評価に最適な高精度分光測定器です。輝度・色度・スペクトルを高速かつ高再現性で取得し、均一性評価にも対応。研究開発段階の詳細解析から量産工程での品質管理まで、信頼性の高い光学評価を実現します。