測定器詳細
SMS-1000
ディスプレイ専用ぎらつき評価システム
ぎらつき・鮮鋭度・防眩性・透過分布を、1台で定量評価。
AGディスプレイの見づらさやぎらつきは、目視では比較しづらく、従来の測定系では人の目視評価と相関がある正確な測定が出来ていません。
SMS-1000は、ディスプレイのぎらつき評価を中心に、鮮鋭度、防眩性、透過分布まで一括して扱える、ディスプレイ専用の評価システムです。
こんな課題に
- ぎらつきを主観評価ではなく数値で比較したい
- AGフィルムや表面処理の違いを、再現性ある方法で評価したい
- 防眩性を上げたいが、鮮鋭度や見やすさは落としたくない
- 反射や透過の散乱特性までまとめて確認したい
- 高価で大型な測定系ではなく、実用的な装置で評価したい
なぜ評価が難しいのか
ディスプレイのぎらつきは、単なるヘーズや反射量だけでは決まりません。
ディスプレイ画素構造、AG層の微細構造、観察条件、表示の高精細化などが重なって、見づらさや不快感として現れます。
特にAG層は、映り込みを減らす一方で、ぎらつきや像のぼけを生み出すことがあります。
そのため、反射だけ、透過だけ、あるいは目視だけでは、実際の見え方を十分に説明できません。
SMS-1000は、こうした複合要因を分けて評価し、ディスプレイとAGのバランスを最適化するための装置です。
この装置の強み
1. ぎらつき・鮮鋭度・防眩性・透過分布を1台で評価
単一機能の装置ではなく、ディスプレイ表面の光学特性を総合的に評価できます。
AG層単体ではなく、ディスプレイとしての見え方に近い評価が可能です。
2. 業界スタンダードとして使いやすい実用設計
JIS:C1006 IEC国際標準:IEC 62977-3-9 ED1
世界で多数導入されてきた実績があり、研究開発から品質保証まで展開しやすい構成です。
ぎらつき評価を、特殊な研究用途だけでなく日常的な評価業務に落とし込みやすい点が特長です。
3. 高価なゴニオ系に対して、実用的な代替・補完となる
防眩性評価では、高価格なゴニオフォトメーター級の考え方に対し、より簡便な運用で実用的なデータ取得が可能です。
比較評価や条件出し、開発スクリーニングに向いています。
4. サンプルごとの煩雑な条件出しが不要
固定条件で扱いやすく、装置運用の負担を抑えながら評価を進めやすい構成です。
低ぎらつきレベルの測定も高精度で行えます。
5. 低スパークル領域でも高精度に評価できる
業界では、より低スパークルなディスプレイやAG処理が求められる一方で、そのような低スパークル領域は差が小さく、目視ではもちろん、一般的な測定手法でも安定して差を捉えることが難しいという課題があります。
SMS-1000は、この低スパークル領域の微小な差も高精度に定量化できる点が大きな強みです。
「低スパークル化は求められるが、そこを正確に測れない」という実務上のジレンマに対し、開発・比較・判断に使える評価軸を与えることができます。
6. LCD・OLEDを含む各種ディスプレイに対応
液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど、各種ディスプレイに適用できます。
AGフィルムやガラス、タッチパネル関連の評価にも展開可能です。
技術的特長
SMS-1000は、カメラによる画像取得と独自の画像処理アルゴリズムを用いて、ぎらつきを数値化します。
ぎらつきは、撮影画像から標準偏差と平均階調を用いて算出され、画素構造由来の規則成分と、AG由来のランダム成分を分けて評価する測定方法が採られています。
ぎらつき(%)=光強度ばらつき / 平均光強度
で定義されています。
また、防眩性評価では、反射分布関数(RDF)を可動部なし、短時間で測定できる構成が特徴です。
透過分布も同様に取得できるため、反射・透過の両面からAG特性を評価できます。
鮮鋭度については、DOIやMTFの考え方を用い、映像のぼけや像の明瞭さを定量的に確認できます。
さらにSMS-1000は、差が大きい高スパークル領域だけでなく、差が非常に小さい低スパークル領域においても、ばらつきを定量値として安定して取り出せるため、低スパークル化が進んだ最新ディスプレイの評価にも適しています。
つまりSMS-1000は、「ぎらつきを測る装置」であると同時に、「表面処理が見え方全体に与える影響を整理する装置」でもあります。
– SMS-1000の有機ELディスプレイのぎらつき値と人の感じるぎらつきと高い相関がある –
活用シーン・用途例
- AGフィルム、AGガラスの研究開発
- タッチパネル、カバーガラスの比較評価
- LCD / OLEDディスプレイのぎらつき評価
- 防眩性と鮮鋭度のトレードオフ検討
- 品質保証における定量基準づくり
- 車載、医療、産業機器など高品位表示用途の評価
- 低スパークル化を進めるディスプレイや表面処理の比較評価
主な仕様
カメラ部
- センサー:CCD 1/3”、画素ピッチ 3.75 μm
- 画素数:1290 × 960
- AD変換分解能:8 / 12 bit
- インターフェース:IEEE 1394 / FireWire
光学系
- 標準レンズ:50 mm
- 追加レンズ:16 mm、高解像度用100 mm
- 最大絞り:2.8
- 通常使用絞り:5.6
- 作動距離:およそ200~700 mm(標準条件では約400 mm)
反射測定部
- 光源:白色CCFL
- 光源スリット幅:1 mm
- 分解能:0.03°
本体
- 幅:600 mm
- 奥行:500 mm
- 高さ:1055 mm(カメラ最大1200 mm)
- 重量:17 kg
付属構成
- 本体
- 専用PC
- モニター
- 付属品一式
ソフトウェア / オプション
- 専用画像処理ソフト
- 高解像度用レンズ(100 mm)
- 異なる画素ピッチ(PPI)を模擬する金属マスクターゲット(標準品)
- 研究開発・評価用途に応じた測定条件提案
他機種との違い / 選び方
SMS-1000が向くケース
- ぎらつきだけでなく、防眩性や鮮鋭度もあわせて見たい
- AGの評価をディスプレイ実装に近い形で行いたい
- 高価な変角光度計・ゴニオ系より、実用的で扱いやすい評価系を求めている
- 研究開発と品質保証の両方で使いたい
- 低スパークル領域まで含めて、微小な差を定量比較したい
他方式との違い
- 光沢計:正反射成分中心で、実際の見え方との相関が足りない場合がある
- ゴニオフォトメーター:高精度だが高価・大型になりやすい
- SMS-1000:ぎらつき、防眩性、鮮鋭度、透過分布をまとめて扱え、さらに低スパークル領域の評価にも強い実用的な装置
ぎらつき評価に特化した廉価モデルもあります
SMSシリーズには、SMS-1000に加えて、ぎらつき評価のみに特化した SMS-100S もございます。
SMS-100Sは、コンパクトで持ち運びやすく、操作が簡単なポータブルタイプのスパークルテスターです。 より導入しやすい価格帯で、ぎらつき評価をシンプルに始めたい場合に適しています。
一方で、評価項目はぎらつき測定に特化しており、防眩性、鮮鋭度、透過分布などの総合評価には対応しません。
そのため、
- ぎらつきだけを簡便に確認したい場合
- 現場で持ち運んで評価したい場合
- まずは低コストでスパークル評価を導入したい場合
には SMS-100S、ぎらつきに加えて、防眩性、鮮鋭度、透過分布まで含めて総合的に評価したい場合には SMS-1000 が適しています。
用途やご予算に応じて、最適なモデルをご提案いたします。
導入支援
アフロディでは、SMS-1000の販売だけでなく、導入前後の活用支援も行っています。
- 無償デモ・ご見学対応
- 有償レンタル / 委託測定対応
- ぎらつき評価技術、ディスプレイ評価に関する技術相談
- 測定サービスによる事前比較・導入判断支援
- 導入後の校正 / 保守メンテなどのアフターサポート
「まずは外注で試したい」「導入前に実データを確認したい」という段階からご相談いただけます。
SMS-1000の購入・デモ・レンタルをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
単発評価・外注測定をご検討の方へ
ご購入前に、まずは測定サービスで比較・評価を行うことも可能です。
導入前の試験データ取得をご希望の方は、測定サービス一覧をご覧ください。
MTF-33S
ディスプレイの空間解像度を定量評価する、Line-based MTF測定システム
画像の鮮明レベルを、高速・簡単に可視化。
同じ解像度仕様のディスプレイでも、実際に見える鮮明さは同じとは限りません。
MTF-33Sは、ディスプレイ、ディスプレイデバイス、素材・部材の空間解像度を定量評価し、画像のボケや鮮鋭度の違いを分かりやすく比較できるシステムです
こんな課題に
- 画像のボケや鮮明さの違いを感覚ではなく数値で比較したい
- 同じ解像度仕様でも、見え方の差がなぜ出るのか整理したい
- ディスプレイだけでなく、加飾フィルム、AG部材、空中像/3Dまで評価したい
- 従来のMTF測定は時間や手間がかかり、現場で使いにくい
- 低い空間解像度領域の差まで潰れずに評価し、部材差や設計差を見たい
- 開発評価だけでなく、品質保証や受入判定にも使いたい
なぜ評価が難しいのか
ディスプレイの空間解像度は、単に画素数や解像度仕様だけでは決まりません。
画素構造、表示方式、駆動、光学部材、表面処理、加飾、空中結像などの影響によって、実際に視認される鮮明さは変わります。
一方、従来のMTF測定では、チャート法、スリット法、エッジ法など、測定手順や解析工程が比較的重くなりやすく、条件設定やデータ解釈に専門性が求められることがあります。
そのため、現場で素早く比較したい場面や、設計・品質評価で繰り返し使いたい場面では、運用負荷が課題になりやすくなります。
さらに、高周波側だけでなく、低解像度側の差をどれだけ滑らかに、潰さずに見られるかも実務では重要です。
小さな差が見えないと、実際には問題になっている部材差や構造差を評価に反映しにくくなります。
この装置の強み
1. Line-based法によるユニークな空間解像度評価
IEC国際標準:IEC 62977-3-6
MTF-33Sは、新開発のLine-based法を用いたディスプレイ専用システムです。
ディスプレイに1画素ラインを表示し、輝度プロファイルを解析してMTFを求めるため、実表示に近い形で鮮明さを定量化できます。
2. 高速処理で、現場で使いやすい
リアルタイム高速処理を特長としており、測定から結果確認までをスムーズに進めやすい構成です。従来のMTF測定に比べて、開発現場や比較評価の場で扱いやすい装置として使えます。
3. 簡単操作で導入しやすい
カメラ、ソフトウェア、治具、テストチャートを含むシステム構成で、比較的導入しやすい設計です。
専門性の高い評価を、日常の評価フローに落とし込みやすい点が特長です。
4. 低い空間解像度領域の差まで見やすい
MTF曲線として空間周波数全体を見られるため、高解像度側だけでなく、低解像度側の小さな差も潰さずに把握しやすい構成です。
「見た目では少し違うが、従来法では差が埋もれやすい」といったケースでも、比較の判断材料を得やすくなります。
5. ディスプレイだけでなく、部材・素材評価にも展開できる
ディスプレイ本体の比較だけでなく、加飾フィルム、AGフィルム、空中ディスプレイ、プロジェクターなど、多様な対象の解像感評価に使えます。
技術的特長
MTF-33S は、Line-based法により、ディスプレイに1画素ラインを表示し、それをカメラで撮影して輝度プロファイルを解析します。
その後、LSFを求めてフーリエ変換し、ディスプレイ+カメラのMTFを算出したうえで、カメラMTFを補正し、ディスプレイMTFのみを求めます。
このとき、ラインを数度傾けて撮影することで、通常の画素数のカメラでも滑らかなMTF曲線を得やすくしています。
高解像度な専用カメラだけに依存せず、実用的なシステム構成で高い評価性能を実現している点が、この装置の大きな特徴です。
また、IEC 62977-3-6 に準拠するLine-based MTF測定法として制定されており、画素構造に依らない解像度指標を目指す国際標準の流れとも親和性があります。
実際の比較例 / 視覚的証拠
同じ解像度仕様でも、視認する解像度は異なるディスプレイAとディスプレイBを比較すると、MTF曲線の違いとして鮮明さの差が現れます。
MTF-33Sでは、空間周波数に対する応答を曲線で確認できるため、「どの領域で差が出ているのか」を具体的に把握できます。
MTF曲線から見えること
- 高周波側の落ち方が早いほど、細かい表示の再現性が低い
- 低~中周波側の差は、見た目の印象差やボケ感の差として現れることがある
- ナイキスト周波数近傍だけでなく、途中の曲線形状も重要な判断材料になる
活用シーン・用途例
- ディスプレイの鮮明さ比較
- 素材 / 部材の空間解像度評価
- 加飾フィルム、AGフィルムの比較
- 空中ディスプレイの解像感評価
- プロジェクターのMTF評価
- 設計指針の検討
- 受入、出荷、生産の品質保証
- 品質選定、特性検証
主な仕様
システム構成
- ソフトウェア:MTF-33S
- カメラインターフェース:SDI / HDMI、マシンビジョン
- カメラ:CMOS、720 × 540、画素サイズ 6.9 × 6.9 μm
- レンズ:50 mm / 35 mm
- パソコン:Win11 / Win10 専用スペック仕様
- 治具:ディスプレイ縦型対応カメラ測定治具
- テストチャート:小型透過型 水平垂直共用チャート
測定対象
- ディスプレイ
- ディスプレイ素材 / 部材
- 品質特性評価対象
カメラ仕様は使用可能な構成の一例です。
ソフトウェア / オプション / 上位機能
- 専用ソフトウェアによるMTF解析
- カメラインターフェース対応(SDI / HDMI / マシンビジョン)
- 横型 / 縦型 / 大型の治具バリエーション
- 大型構成ではプロジェクターやHUD用途にも対応可能
- 測定対象に応じた構成提案が可能
他機種との違い / 選び方
MTF-33Sが向くケース
- 鮮明さやボケの違いを現場で素早く比較したい
- 単なる仕様値ではなく、実際の見え方に近い解像度評価をしたい
- ディスプレイだけでなく、部材や加飾フィルムまで評価したい
- 空中ディスプレイや特殊表示も含めて評価したい
従来法との違い
- チャート法 / スリット法 / エッジ法:一般に解析手順や条件管理が重くなりやすい
- MTF-33S:Line-based法により、より実務的で扱いやすいシステムとして使いやすい
- 高額・大規模なシステムに比べ、比較的安価で導入しやすい
特に強いポイント
- 高速処理
- 簡単操作
- 低い空間解像度領域の差まで見やすい
- 空中ディスプレイ/3Dまで実績がある
導入支援
アフロディでは、MTF-33Sの販売だけでなく、導入前後の評価支援も行っています。
- 無償デモ・ご見学対応
- 有償レンタル / 委託測定対応
- ディスプレイ技術のアドバイスやサポート
- 測定サービスによる事前比較・導入判断支援
- 導入後の校正/保守メンテなどのアフターサポート
「まずは測定サービスで差を確認したい」「導入前に自社サンプルで試したい」という段階からご相談いただけます。
MTF-33Sの購入・デモ・レンタルをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
単発評価・外注測定をご検討の方へ
ご購入前に、まずは測定サービスで比較・評価を行うことも可能です。
導入前の試験データ取得をご希望の方は、測定サービス一覧をご覧ください。
GR系色域解析システム
明度まで含めた、より肉眼に近い色域解析システム
従来のxy色度図では見えにくい差を、Gamut Ringsで可視化します。
ディスプレイの色域評価は、広色域化が進むほど「どの指標で、どう比較するか」が重要になります。
GR系色域解析システムは、従来のxy色度図だけでは見えにくかった差を、明度を含めた評価で分かりやすく可視化するディスプレイ色域解析システムです。
こんな課題に
- xy色度図では差が小さく見えるのに、実際の見え方は違う
- 色域比較を、より肉眼に近い形で行いたい
- OLED、LCD、QLEDなどの広色域ディスプレイを適切に比較したい
- 明度方向を含めた色域の違いを整理したい
- Rec.2020 や DCI-P3 などの基準色域との比較を分かりやすく行いたい
- 色域を仕様値ではなく、実測ベースで比較したい
なぜ従来の色域評価では足りないのか
従来の色域評価では、xy色度図やxyY空間表示が広く使われています。
しかし、xy色度図は色域を上から見た2次元表現であり、明度方向の違いを十分に表しきれません。
– 実際の色域は立体の形をしている –
そのため、xy色度図では似たように見えるディスプレイ同士でも、実際には表示できる色の広がりや見え方に差があることがあります。特に広色域化が進んだOLED、QLED、レーザーディスプレイなどでは、この“見えない差”が評価上の壁になりやすくなります。
– 目視では異なるディスプレイも、従来の色度図では差がないように見えてしまう –
実際の比較例 / 視覚的証拠
実際の比較例では、従来のxy色度図では差があまりないように見える2つのディスプレイでも、Gamut Ringsでは顕著な差が現れます。
– xy色度図では差が小さく見えても、Gamut Ringsでは差が見える –
このように、従来表示と新しい表示を並べて見せることで、GR系色域解析システムの価値が一目で伝わります。
OLED / LCD / QLED の比較にも有効
LCDとOLED、QLEDとOLEDのように、従来のxy色度図では差が小さく見える比較でも、Gamut Ringsでは差がより明確に見えることがあります。
広色域ディスプレイの評価では、こうした“実際には違う差”をどれだけ分かりやすく示せるかが重要です。
技術的特長
Gamut Ringsは、CIELAB色空間(CIE L*a*b*)の3次元色域を、一定明度ごとにスライスしてリング状に配置することで、立体のままでは分かりにくい色域差を2次元上で読み取りやすくした手法です。
従来のxy色度図が“上から見た色域”であるのに対し、Gamut Ringsは明度方向の情報も保ったまま比較できます。
また、従来のxy色度図、xyY空間表示、CIELAB色空間表示とあわせて確認できるため、既存評価との連続性を保ちながら、新しい色域評価へ移行しやすい点も特長です。
この装置の強み
1. 明度まで含めた、より肉眼に近い色域評価
GR系色域解析システムは、CIELAB色空間(CIE L*a*b*)をベースに、3次元の色域を一定明度間隔で輪切りし、2次元で分かりやすく可視化するGamut Rings法に対応しています。
従来の色度図では見えにくかった差を、より直感的に把握できます。
2. xyだけでなく、複数の表現で比較できる
GR系色域解析システムでは、xy色度図、xyY空間表示、CIELAB色空間表示、Gamut Rings表示など、目的に応じた複数の見方で色域を確認できます。
従来指標との整合を取りながら、新しい見方へ展開できる点が強みです。
3. 実際には違う色域差を、より明確に示せる
従来のxy色度図では差が小さく見える比較でも、Gamut Ringsではより大きな差として現れるケースがあります。
「従来評価では同等に見えるが、実際には違う」という差を、判断材料として整理しやすくなります。
4. 広色域時代の評価に向く
sRGB、DCI-P3、Rec.2020といった広色域規格への関心が高まる中で、色域の“面積”だけではなく、明るさ方向まで含めた評価の重要性が増しています。
GR系色域解析システムは、こうした広色域ディスプレイ評価に適したシステムです。
5. 国際標準・標準文書に沿った色域評価に対応
Gamut Ringsによる色域評価は、IEC 62977-2-1、ICDM / IDMS、CIEといった国際標準・標準文書の流れに沿った評価手法です。
従来のxy色度図だけではなく、CIELAB色空間に基づいて明度方向まで含めた色域を扱うことで、広色域ディスプレイの性能差をより実態に近い形で評価できます。
これにより、社内評価だけでなく、顧客説明、製品比較、研究開発、品質評価においても、標準化された考え方に基づいた説得力のある色域比較が可能になります。
6. 既存の測色環境を活かしやすい
対応測定器を使うことで、既存の測色環境を活かしながら色域解析を行えます。
CA-410対応により、国内で広く使われている測色環境とも接続しやすく、導入後の運用にもなじみやすい構成です。
活用シーン・用途例
- OLED / LCD / QLED の色域比較
- 広色域ディスプレイの設計・選定
- Rec.2020 / DCI-P3 / sRGB など基準色域との比較
- ディスプレイの色再現性の検証
- 研究開発における表示特性比較
- マーケティング用途における色再現差の可視化
- 既存測色データの解析・比較
主な仕様
表示・解析機能
- xy色度図表示
- xyY色空間表示
- CIELAB色空間表示
- Gamut Rings表示
- 基準色域との比較表示
- 98色 / 602色ベースの評価対応
対応機種
- Admesy Prometheus 色彩輝度計
- Konica Minolta CA-410
- Konica Minolta CS-3000
※対応機種は今後追加・更新の可能性があります。
反射測定部
- 光源:白色CCFL
- 光源スリット幅:1 mm
- 分解能:0.03°
拡張機能(Pro版)
- 黒レベルが測定限界以下でも処理継続可能
- CGATSファイルの入出力対応
- 反射型ディスプレイ(E-inkなど)への対応
- JNCD表示・ヒストグラム表示
ソフトウェア / オプション / 上位機能
- 評価ソフトウェア
- 評価ソフト貸出対応
- JNCD比較機能(Pro版)
- CGATS対応(Pro版)
他機種との違い / 選び方
GR系色域解析システムが向くケース
- 従来のxy色度図では説明しづらい差を見たい
- 明度方向を含めた色域比較をしたい
- OLED / QLED / LCD の広色域差を分かりやすく比較したい
- 既存の測色データを、より説得力のある形で可視化したい
従来評価との違い
- xy色度図:シンプルだが、明度方向の差が見えにくい
- CIELAB立体表示:情報量は多いが、立体のままだと読み取りづらい
- Gamut Rings:明度を含んだ色域差を、比較しやすい2次元形で表示できる
導入支援
アフロディでは、GR系色域解析システムの販売だけでなく、導入前後の活用支援も行っています。
- 無償デモ / ご見学対応
- 評価ソフトの貸出対応
- 測定サービスによる事前比較
- 既存測色環境との接続相談
- 導入後の評価方法サポート
「まずは比較結果を見てみたい」「自社のディスプレイで差が出るか確認したい」という段階からご相談いただけます。
GR系色域解析システムの購入・デモ・評価相談をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
単発評価・外注測定をご検討の方へ
ご購入前に、まずは測定サービスで比較・評価を行うことも可能です。
導入前の試験データ取得をご希望の方は、測定サービス一覧をご覧ください。
