【業界動向と課題を分析】今・ディスプレイ評価は変わる・そしてアフロディが解決できること(その2) 「APHRODI VISION」
平素よりお世話になっております。
ディスプレイ技術の最新情報をお届けするメールマガジン「APHRODI VISION」を配信いたします。
現在のディスプレイ業界が直面している様々な技術的な課題の中からアフロデの製品・技術サービスがどのように貢献できるのかを2回に分けてご紹介いたしております。
今回後半の、今まさに業界が直面している “色域評価”と“映り込み評価”の限界に挑むアフロディ独自の解決策をご紹介します。
1.色域が広がる中で、従来の評価法が限界に…
色度図では、広色域の“本当の実力”が見えない
HDR、BT.2020、… ディスプレイの色表現力はこの10年で劇的に進化しました。
しかし、評価手法はいまだ「xy色度図で面積を比較」という昔の手法が主流です。この方法には、次の問題があります。
- 面積では「どの色がどれだけ広がっているか」が分からない
- 特定色(赤、緑、青)の方向性や強調傾向が一目で判断できない
- 比較対象を重ねると図が“つぶれて”見えなくなる
- そもそもxy色度まる図のスケール自体が視覚的均等ではない(知覚と乖離)
アフロディの提案 Gamut Rings技術 GR-55
➡ 色域を「色の方向と強さの“リング”」で可視化する新発想の評価手法
国際標準化(IEC,CIE)

【技術ポイント】
・色環構造(Gamut Ring):放射方向ごとの色拡張を視覚的に表示
・方向別プロット・:たとえば「赤は広いが青は狭い」といった非対称性が
一目で分かる
【活用事例】
ある素材メーカーでは、新開発の広色域部材をGamut Ringsで評価。
xy色度図上では「BT.2020と同等面積」と判断されていた素材が、青方向に
未到達であることをGR-55で可視化し、開発方針を再調整。
→ 製品開発や差別化戦略の精度が大きく向上。
2. 屋外や車載で注目される“映り込み”と“ぎらつき”の評価と反射防止は見た目がすべて。正確な測定は?
AGフィルム、AR処理、ノングレア素材… 表面処理技術は日進月歩ですが、最終的な見え方の評価はどうでしょうか?
屋外用ディスプレイ、車載モニター、案内板、などでは、光源の映り込みや微細な反射が表示内容の視認性を大きく損ないます。
従来は「照明下でカメラ撮影して確認」「目視で比較」といった属人的・簡易的な評価が主流でした。
アフロディの提案 ぎらつき評価システム SMS-1000
➡ぎらつきや映り込みの“見た目の違和感”を数値で評価する
唯一の専用システム JIS,IEC国際標準化

【技術ポイント】
- ”映り込み”カメラ+画像解析により、表面反射の輝度分布を高精度取得
- “ぎらつき(Sparkle) ” 明るさ強度の標準偏差と平均明るさ強度の指標
- AG・AR処理の比較/劣化評価に対応
【活用事例】
大手自動車部品メーカーで、カーナビのディスプレイカバーにSMS-1000を導入。3種類のAGフィルムを比較し、光強度のピーク度と広がり方がドライバーの視認性に与える影響を定量的に示すことで、最終採用品の選定に貢献。
→ 人間工学的“視認性評価”に定量的裏付けを付加できるのがSMS-1000の強み。
3.ディスプレイの未来と、私たちが備えるべきこと
広色域化と視認性向上は、もはや画像品質の“オプション”ではなく“前提条件”となりました。 これからのディスプレイには
・ミニLEDによる局所輝度の暴れを抑える“設計と評価”
・ARグラスや透明ディスプレイにおける“反射と透過の最適バランス”
・バーチャル空間における“色再現のリアリティ”など
→より繊細で多軸的な“見え方の評価”が求められます。
アフロディ株式会社は「視覚体験を科学で語る」
評価=感覚+数値の統合を支援するパートナーであり続けます。